損切り -loss cut-

損切りはさほど難しくない。
許容のパーセンテージを決めて、自動的にロスカットすればよい。
一般的には3%が無難といわれる。
と頭では分かっていても、実弾を張るとそうはならない。

損切りは大きな課題

当方にとって損切りは課題の一つだった。
逆指し(stop loss)を入れても、急激で大きな値動きでは逆指しを大幅に通過し、どん底で切られたり、また、玉の持越しでは大きく損失を抱え、逆に動いてることを認めつつ、『戻ってほしい・・・』など、もう最悪のお願い相場。

最強の損切り手法

しかし、ある手段で損切りはコントロールできるようになった。
そのブローカーが『FxPro』
FxProに口座を作ると、リアルトレード口座とは別に『お財布口座』ができる。
まず『お財布口座』に入金し、リアル口座に資金転送を行い、リアルトレードという手順だ。
そのお財布口座が、損切りに都合が良い。

最初は、FxProは複数のリアル口座を持てるので、それらの資金移動が便利になるくらいしか使い道を考えつかなかった。
しかしこの資金移動は、ポジションを持っているリアル口座からも、損益までも、転送できるという優れもの。

例えば、100ドル『お財布口座』に入金し、損切りを3%とする。
3ドルをリアルトレードに移動。
レバレッジ1000倍のドル円では、証拠金率300%で0.01lotのポジションを持てる。
あとは、3ドルが消し飛ぶか、増えるかのお楽しみ。

この損切りは強力で、
どんなに激しく値が動いたとしても、口座に入っている以上の損失にはならない。ごくまれに微量マイナスとなるが、逆張りほど理不尽な値位置で決済されることは(今のところ)ない。

FxProお財布口座は、弱点を制御できる

当方がもつ大きな弱点として、損失を取り戻そうと、つい資金管理の優先順位が下がってしまう。
ロスカット3%と決めていても、リアル口座に資金が残っていれば、残金で取り戻そうという意識が強く働くのだ。
コツコツドカンの原因を自分で作ってしまう。

何度かは我慢もできる。
しかし、行って来いの往復ビンタを食らったあとに、自分が予測していた方向に大きなトレンドが発生するなど、心を揺さぶられる。
解っていながら自分が制御できない。
こういった馬〇には『お財布口座』は本当に優れモノで、リアル口座の3ドルが溶けたら以下の操作が必要。

・携帯の画面を切り替える
・FxProのアプリを立ち上げる
・転送元の口座と転送先の口座を選ぶ
・3ドルと入力し転送する

この操作がまどろっこしくて、30秒ほどかかるわけだが、この30秒で頭に血が上った状態に少しブレーキがかかる。
また、自分で3ドルと入力するため、改めて、資金管理あっての相場という意識が呼び戻される。

お財布口座を使っていたが
まえ一度、頭に血が上って乱暴な建玉で連敗を期した。昔ならとっくに溶かしていた口座のはずだったが3%ルールは守っていたため『まだ7割以上残っている』という経験に驚いた。
何度転んでも魂が入らなかったが『これなら相場に勝てるかも』と思った瞬間だった。

唯一の例外

唯一の例外は、方針が固く決まっている場合、かつ、資金管理に自信がある場合に限る。

急に変動幅が大きくなったとき、口座残高でロスカットはいったん解除。
入金を増し、玉は縮小し簡単には切られないようにする。
長いひげがいくつも現れるので、入金のたびにプツプツ切られる。

波の状態にもよるが、直撃震は第一波目が大きく、それ以降、第一波を超える波は直近ではほぼ現れない。
それを超える波が現れたとしても、しばらく余震が続いた後である。

大きな波に乗ることが、相場で飛躍する試練であることから、その波に耐える資金管理に自信がある、そして方針が固く決まっているときのみ、損切りの原則ルールは解除する。

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